神経細胞を製造する方法の特許出願
2024-08-26
弊社は、「哺乳動物由来の脱分化脂肪細胞から神経細胞を製造する方法」の特許出願を行いました。
弊社の研究チームは、細胞の神経リプログラミングに重要な化合物を明らかにし、遺伝子導入フリーのヒト体細胞の神経リプログラミングシステムを開発しました。そのシステムによりリプログラムされた神経細胞は、生体内の神経細胞と同様の機能を示しました。
リプログラムした神経細胞の治療効果を確かめるため、慢性脳梗塞モデルマウスの脳内へ細胞移植を行い、その行動解析の結果から、失われた運動機能や記憶機能が細胞移植によって回復していることが確認されました。
これらの結果から、同社が開発した神経リプログラミングシステムによって作成した神経細胞による神経機能再生は、現在、有効な治療法がない脳梗塞(慢性脳梗塞を含む)や脊椎損傷、パーキンソン病などの中枢神経系の疾患や障害に対する有効な治療法となることが大きく期待できます。
≪特許申請の概要≫
発明の名称 | 哺乳動物由来の脱分化脂肪細胞から神経細胞を製造する方法 |
特許申請日 | 2024年8月26日 |
出願人 | 株式会社ルミライズ |